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2010年4月18日 (日)

皐月賞の展望?

大変遅くなりましたが、今日中山競馬場で行われますG1皐月賞の有力馬の展望です。

レーヴドリアン…『今回はきさらぎ賞2着からの休み明けですが、この中間で、最も大きな変わり身を見せているのがこの馬。「間隔を開けた方が良いタイプ」との判断で、前走後は皐月賞一本に絞って調整。中間も緩めることなく乗り込んできた甲斐もあってか、馬体の重量感も増しており、パワーアップしていることは一目瞭然だ。だが、馬体面の成長度もさることながら、精神面での大きな成長は目を瞠るほど。「大人しい馬だったけど、今は走る気が表に出るようになったね。
今は馬が走りたくてウズウズしている感じで、この辺がレースに行っていい方に出るはずだよ。仕上がりに関しては文句のつけようがないし、レースが待ち遠しい」との陣営関係者の言葉通り、ケイコの動きから一変。すでに貫禄すら感じさせる雰囲気を醸し出しているのだ。
同馬のような脚質は中山向きではないとする論調も少なからず見受けられるが、淀みのない流れとなることが想定されるだけに、持ち前のロングスパートが炸裂する格好の舞台は整っていると言って差し支えない。

ヴィクトワールピサ…デビュー2戦目の未勝利戦から前走の弥生賞まで破竹の4連勝で皐月賞へ駒を進めてきたこの馬ですが、ここまでの結果はもちろん評価されて然るべき実績だが、主戦を務めていた武豊騎手が1戦毎に課題を与え、異なる競馬を経験させ、その全てをクリアしてきた点にも注目したい。初重賞となったラジオNIKKEI杯2歳Sで、控える競馬を覚えさせたことで脚質には自在性が増し、前走では終始、内ラチ沿いを走り、馬込みの中でも怯むことなく追走して一気に弾けた。さらに、「初コース、初長距離輸送に加え、道悪までをも克服してくれた。」と関係者が話すように、「万能型」に変貌を遂げたと言っても差し支えない。新馬戦で同馬に唯一、土を付けたローズキングダムとの再戦となるが、前哨戦で敗れた2歳王者と立場は逆転した感すらあるほどだ。
前走の弥生賞の勝ち時計が過去25年の同重賞で下から数えて2番目であった為に、一部マスコミでは「未勝利レベル」と報道されていたが、2週続けての不良馬場であったことを考慮すれば、むしろ、スローペースをキッチリと折り合い、一瞬の隙を見逃さずに抜け出した内容を正当に評価すべきだ。もちろん、時計の壁を突き破るだけの能力は十分に持っており、クラシック1冠目の最右翼だ。

ゲシュタルト…「重賞でもあれぐらいは走れると思っていた」とは、1勝馬ながら前走のスプリングSで2着に食い込み、皐月賞出走権を獲得した陣営関係者の言葉。「かなりの素質を持っているのは分かっていたけど、これまでは気性の幼さが災いしてスムーズな競馬ができなくて結果がついてこなかった」とのことだが、その前走では、直線でローズキングダムが馬体を併せにかかると、そこからが見せ場。並びかけられると、グイっともうひと伸び。最後まで抜かせることなく2歳王者との叩き合いを制したのだ。
「1頭になると気を抜くけど、馬体を併せると集中力が増して、真っ直ぐ走る」という関係者の話そのままに、最終追い切りでは折り合いを欠きながらも、最後はGI馬を相手に大差先着。「並みの馬なら、あれだけ掛かったら最後は止まるよ。心肺機能が優れている証拠だろう。血統からもまだ良くなる余地があると思うと楽しみで仕方ない」と、関係者も昨年のリーディングサイアーを父に持つ同馬の潜在能力に惚れ込んでいる。
同厩舎の皐月賞は、直近ではシックスセンスの2着が最高だが、関係者は「相手は揃うけど、あの時よりはさすがに人気になるだろうね。ただ、ウチの場合は相手云々よりもいかに集中力して走れるか。それができれば本番でも恥ずかしい競馬はしないはず」と、一戦ごとに力を付けている本馬で5年前の再現、いや、それ以上をその目に捉えている。

エイシンアポロン…GIを含め、目下、4戦連続重賞連対中と、抜群の安定感を誇るこの馬ですが、今回の同馬に関しては、その調整過程に触れなければならない。「前走は先を見据えての仕上げだったから余裕残しだったけど、今回は遥かにハードな調教を積ませて、悔いのない仕上げ。朝日杯の時と比べても、今がピークと思えるデキ。とにかく皐月賞を勝つために仕上げてきた」との関係者の力強い言葉通り、最終追いは坂路1番時計を叩き出したほど意欲的な調整。本番でも手綱を握る池添騎手が「これで負けたら自分の責任」と言い切るほど、陣営は渾身の仕上げを施しており、大仕事をやってのける下地は整っていると言えよう。
2歳時はマイルまでの経験しかなかった為、前走の弥生賞では距離不安が囁かれたが、ソツのない競馬で2着入線。周囲の不安を一蹴してみせたように、自在に立ち回れる器用さはトリッキーな中山コースにおいては、大きな武器となる。さらに馬場、展開も不問となれば、前走からの逆転まで期待できる。>

ネオヴァンドーム…重賞初制覇となった前走きさらぎ賞から本番の皐月賞へ直行となったが、「今の充実ぶりは本物だよ。」と確かな手応えを掴んでいるのは、ある関西馬の陣営関係者。「時間を掛けてじっくりと乗り込んだことで、馬体に幅が出て大きくなった。体重はそんなに変わらないけど、中身は全然違う。ムダな肉が取れて、実が入ってきたし、前哨戦を使わなかったことが却っていい方に出たね。」と満面の笑みを浮かべていた。今回は安藤勝巳騎手へ乗り替りとなる。重賞馬ながら、休養明けが嫌われてか人気こそ落としそうだが、2頭出しとなる僚馬の存在も含め、今回、狙わない手はないだろう。

ヒルノダムール…重賞出走は昨年末、ラジオNIKKEI杯2歳S(4着)の僅か1戦のみで、その後は、若駒S、若葉Sと重賞ではなく、OP競争へ出走。他馬とは異なる路線でクラシックへ挑むのがヒルノダムールだ。その唯一の重賞は、決して悲観する結果ではないが、特別、強調材料というわけでもない。だが、同馬には世代屈指の瞬発力がある。その一端を見せつけたのが、若駒Sだ。少頭数のレースではあったが、好位から上がり3F33秒1の究極の切れ味を披露し、超良血馬ルーラーシップを差し切った内容は着差以上に「凄み」を感じさせた。続く若葉Sでは、「接触していなければウチのももっと切れていたはず」と陣営関係者が振り返ったように、道中、勝ち馬と接触した影響もあって2着に敗れたが、前走だけで評価を落とすのは早計だ。
関係者も「負けはしたけど、あの早い時計に対応できたのはGIに向けて大きな収穫。」と言うように、走破時計は同条件で行われた先述のラジオNIKKEI杯2歳Sよりも1秒5も早く、前半1000mに至っては3秒以上も早い、激流のようなラップタイムであった。「遅生まれだから、まだまだ伸び代もあるけど、叩いた上積みも相当だし、現段階でもいい勝負になるよ」と厩舎関係者は絶大な自信を漲らせている。
自在性、瞬発力、レースセンス、どれをとっても高いレベルで兼ね備えており、初コースにも不安はない。5頭出しとなる昨年のリーディングサイアー、マンハッタンカフェ産駒の次代を担う存在になれるか。要注目だ。

ダイワファルコン…先述のゲシュタルト同様、1勝馬ながら優先出走枠を得て、クラシック出走を果たしたダイワファルコンだが、その前走は、関係者曰く、「7分程度の仕上げ」とのこと。「今回は9分の仕上げ。良化の余地を残していた前走よりも断然いい状態だし、グングン成長しているのが手に取るように分かるよ。外枠も経験済みだし、全く問題ない。ここでも通用する力は持っている」と大一番を目前に控えても、関係者は強気一辺倒。「決め手勝負にも対応できるけど、馬場を問わないタイプだからね。道悪は願ったり叶ったりだよ。ウチのは終いもしっかり伸びてくれるよ」と、金曜からの激しい降雨で渋った馬場も大歓迎と言わんばかり。まだ、荒削りな面は否めないが、「超」がつくほどの良血馬。大きな上積みも見込めるだけに、1発ならばこの馬をおいて他にはいない。』

アリゼオ…デビュー2戦目でOPを制し、一躍、「東のエース」と称されたアリゼオ。初重賞ながら1番人気に支持された共同通信杯こそ後塵を拝したが、前走のスプリングSでは鞍上の好騎乗も光り、見事な逃げ切り勝ち。再び、「東のエース」としてクラシックを迎える。
だが、本番でも好位からレースを進めたい同馬が引き当てたのは大外枠。「揉まれ弱いから馬群には入れたくない」と関係者は努めて冷静に話していたが、その表情には落胆の色が見え隠れしていた。陣営に極めて近い関係者からは「見た目以上に気性が難しい馬だから、こんなに極端な枠だと引っ掛かってしまうかもしれない」とのコメントも確認されており、割り引く必要がありそうだ。それでも、新馬戦ではヒルノダムールを退け、前走では2歳王者や先日のNZTを圧勝したサンライズプリンスを完封しているだけに、同馬の能力の高さを疑う余地はなく、さらに、テンションが上がりやすい同馬にとっては、中3週と間隔を詰めての出走はプラスに働く公算が高い。
そして、今年早くも重賞7勝を挙げ、リーディングトップをひた走る鞍上と2戦2勝と好相性の中山が舞台だけに、陣営は先日の高松宮記念に続く、厩舎2つ目のGIタイトルを狙っている。』


レース終了後にでも感想をお話しします。

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